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一般社団法人 日本歯科矯正専門医会

矯正歯科とは

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矯正歯科とは

矯正歯科とは

矯正歯科治療は一言で言うと、歯並びと咬み合わせを治療し、外見的には口元をスッキリさせ、美しい笑顔を取り戻すことが大きな目的です。

顔の美しさの判断基準について…

お顔の上半分と下半分に分けるとどちらに顔の美しさを決定する要素があるのでしょう。
お顔全体を見ると意外と気づいていないのが口元なのです。
目鼻立ちは整っていてもお口を閉じた時、唇の間から歯が出ていたり、出ないまでも唇が前へ出て口元がゆがみ横顔のバランスがくずれていることがよくあります。矯正治療で口元をスッキリさせ、美しい笑顔をとりもどしたいものです。

歯並びは見た目のきれいさと、よく噛めるかという機能が大切な要素となります。鏡に向かって歯を噛み合わせて正面から見てみましょう。
上顎の歯は真ん中を中心にして大きな四角い歯が左右2本ありますがその真ん中の線が、下顎の2本の歯の間の中心線と合っているかどうかを見てください。そして、上顎の前歯が下顎の前歯を被うように噛んでいるのが正常です。
下顎の前歯が上顎の前歯を逆に被っているのは受け口といいます。

次に口元の外見が調和が取れているかどうかの判断には、まず正面から顔を見て顎が左右に大きくずれていないこと、そして口を閉じた時に顎の先の方に梅干状のしわができていないかどうかということを見ます。しわが多いことは上顎が前へ出ているか逆に下顎が小さいかのどちらかと推定できます。

治療前 治療後
<治療前>
鼻の先と下顎のラインより唇が
突きでている状態。
<治療後>
鼻の先と下顎のラインの
内側に唇がある状態。

顔を横から見た時に上顎か下顎のどちらかが極端に前へ出ていないか注意して見てください。
この時口元の調和がとれているかいないかを判断する基準線をE-ラインといいますが、これはエステティックラインの略で日本語では審美線、つまり美しい線といいます。このE-ラインは鼻の先と下顎の先を線で結ぶ架空の線ですが、大人の上唇と下唇が、このE-ラインより内側にあるか、接していることが美しい横顔とされています。

また正面から見てニコッと笑った時に口角が少し上がった状態で、上の歯グキが大きく見えないことが調和のとれた口元という判定がされます。
鏡の中のご自分の顔は微笑んで見えますか、または不機嫌そうにみえますか、今一度ご自分のお顔、特に口元についてよく観察して見てください。ニコッと笑った時に白い歯がきれいに整っていると清潔感と明るさを感じられることと思います。

受け口

受け口(反対咬合)とは、下の歯が上の歯より前に出ている状態を言います。
歯が原因で上下反対に噛んでいる場合と、あごの骨に問題があり、上あごに対し下あごが前方に出ている場合があります。
受け口の人は、食べ物がよく噛めないだけでなく、聞きとりにくい話し方になります。

治療前

上と下の歯が逆に噛んでいます。

治療前 治療前 治療前

治療中

矯正装置を装着しました。

治療中 治療中 治療中
治療中 治療中 治療中

上の歯が前へ出ました。

治療後

上の歯が前へ出て正常に噛めるようになりました。

治療後 治療後 治療後

出っ歯

出っ歯とは、下の歯に比べて、上の歯が前に出ている状態を言います。
上の前歯が傾いて出ている場合と、下顎が小さく後ろに下がっている場合も出っ歯になります。
折れたり唇を切ったりしやすく、見た目もあまりよくありません。

治療前

上と下の歯が逆に噛んでいます。

治療前 治療前 治療前
唇を閉じると下顎の先にシワシワができます。
治療前 治療前 治療前

治療中

上顎の歯を左右2本抜歯した後、装置を装着しました。

治療中 治療中 治療中
治療中 治療中 治療中

治療後

上の前歯が下の前歯と接触するようになりました。

治療後 治療後 治療後
唇を閉じるのが楽になりました。    
治療後 治療後 治療後

八重歯・乱杭歯

上顎犬歯が乱ぐいの状態で生えてきた場合やデコボコ歯の状態を言います。
左右の八重歯が飛び出していると、歯磨きが非常にしにくく虫歯や歯槽膿漏の原因にもなります。

治療前

矯正装置が装着されました。

治療前 治療前 治療前

治療中

上の左右の犬歯を歯を抜いた空隙へ下げているところです。

治療中 治療中 治療中
治療中 治療中 治療中

治療が終わりに近づいています。

治療後

治療後 治療後 治療後

左上の八重歯が歯列の中に入り噛めるようになりました。

開咬

口を閉じても、前歯や側方の歯が上下で噛み合わない状態を言います。
食物をかみきれなかったり、発音に影響が出たりする場合があります。

治療前

前歯が開き噛み切れません。

治療前 治療前 治療前

治療中

上下左右4本の歯を抜いて装置を装着しました。

治療中 治療中 治療中
仕上がりの状態になりました。    
治療中 治療中 治療中

治療後

前歯でも噛めるようになりました。

治療後 治療後 治療後

矯正歯科治療の流れ

初診相談


初診のご相談はあらかじめ電話で日時をご相談ください。
矯正治療は、特殊な症例以外は保険は適用されません。
治療費は、年齢や矯正装置によって、また歯科医院によって様々です。

まず、矯正歯科を専門に開業している医院をいくつか訪問されることをお勧めします。
そして初診と相談を受け治療方法や費用などをよく院長と話し合ってお考えになり後日改めてご自分が納得された医院で検査(レントゲン、口腔内の写真、歯の模型など)を行い、診断を受けることが大切だと考えています。

矯正歯科医院に行く前に自分の「言いたいこと」「聞きたいこと」を事前にメモにまとめて準備されることをおすすめします。
そして相談のときに咬み合わせや歯並びであなたの困っていることを十分に伝えることが大切です。



検査

検査では歯や顎のレントゲン写真を撮り、歯の型をとります。

歯や顎 歯や顎
レントゲン写真 レントゲン写真

歯並びや横顔の写真、歯や顔のレントゲン写真を撮ります。必要に応じて顎機能検査を行います。
横顔のレントゲンは非常に重要な情報が得られ、矯正歯科治療には絶対不可欠なものです。

歯の型  

歯の型をとります。

診断

診断は検査から約1ヵ月後です。

矯正歯科治療は患者さんと矯正歯科医の共同作業ですので患者さんの協力がなくてはできない特殊な治療です。
お互いにコミュニケーションを十分に取り、協力しあって治療を成功に導きましょう。
矯正歯科治療を始める時はもちろんですが、治療中の経過や、今後の見通しなどを気軽にたずねてください。
また、患者さんがお子様の場合は、矯正歯科医にまかせっきりにせず、保護者の方が時々出向いて、治療の様子をご確認ください。
最終的に治療を受けるかどうかを決めるのは患者さん本人や保護者の方ですので診断の結果や治療の方針について十分に説明を受け、納得した上で治療するかしないかを決めるようにしてください。

矯正歯科治療

コミュニケーションを十分に取り、協力しあって治療を成功に導きましょう。

矯正歯科治療は患者さんと矯正歯科医の共同作業ですので患者さんの協力がなくてはできない特殊な治療です。
お互いにコミュニケーションを十分に取り、協力しあって治療を成功に導きましょう。
矯正歯科治療を始める時はもちろんですが、治療中の経過や、今後の見通しなどを気軽にたずねてください。
また、患者さんがお子様の場合は、矯正歯科医にまかせっきりにせず、保護者の方が時々出向いて、治療の様子をご確認ください。

プラスティックの装置 プラスティックの装置 透明な装置で目立ちませんが金属に比べて壊れやすく装置をつけている期間も長くなります。
金属の装置 金属の装置 プラスティックに比べて壊れにくく、厚さも薄いため違和感が少なく装置をつけている期間も短くなります。
早く治したいけど目立つのもいやという方に 早く治したいけど目立つのもいやという方に 話す時に見える上の歯はプラスティックで見えない下の歯は金属にすることもできます。
カラー カラー ご希望の方にはこのようにカラーを楽しむこともできます。
一ヵ月ごとに変えることができますので、いろいろ試してみてください。
(装置の種類によってはできない場合もあります。)

保定期間

治療後のアフターケアーを大切に考えています。

矯正歯科治療が終わって矯正装置をはずしても安心はできません。
歯や顎は食事や会話などで一生使わなければならない臓器ですから、治療が終わったら、保定装置という、あともどりや歯が動かないように、とめておく装置を使わなければいけません。

経過観察

当分の間は矯正歯科治療をしないで様子を見ることを、経過観察といいます。
経過観察は以下のような場合に行います。

(1)患者さんの都合による場合
(2)治療内容により患者さんの顎の成長や永久歯が生え揃うのを待つ場合(ただし、反対咬合、上顎前突の場合は早めのほうが良い。)

 

矯正歯科治療費

※全て税込み表記です。

矯正歯科の治療費は高いというイメージをお持ちになる方もいらっしゃると思います。それは、健康保険が適用されないからだと思います。

一部の症例、例えば口唇、口蓋裂や顎が変形した症例で手術を要するものは矯正治療費が健康保険に適用されていますが、その他のほとんどの症例は自費診療になります。年齢により治療方針が違いますので治療費は症例により異なります。また、各歯科医院によって料金の決め方にも違いがあり、地域差もありますので全国的には統一されていません。

矯正歯科医院で治療を受ける場合の手順とそれぞれにかかる費用についてご説明したいと思います。

初診・相談料金

初診・相談料金は、2,000円から5,000円位の幅があります。(各医院によって異なります)
この段階でよく主治医とお話をされ、治療内容など詳しい説明を受けましょう。

当院では、2,000円(税込み)です。

検査料金

治療に必要な資料代金、これは精密検査料とも言います。
それにかかる料金は30,000円から70,000円位の幅があります(各医院によって異なります)ので、初診相談をされた後、精密検査を受ける前に一度ご帰宅なさってご家族の方ともよくご相談され、お考えになられて納得された上で検査をお受けになられることをおすすめいたします。

当院では、30,000円(税込み)です。

診断料金

検査を受けられた後は診断の結果を聞くことになりますが、診断料金は10,000円から30,000円位になります。

当院では、20,000円(税込み)です。

以上が実際に治療に入るまでにかかる費用ですがおおむね40,000円から70,000円位の幅があります。(各医院によって異なります)

 

矯正歯科治療費

診断の結果いよいよ治療を始めることになりますが治療を受ける年齢によって治療費が異なります。
小学校3・4年生までに行う前歯の永久歯の矯正治療費は全部の永久歯の矯正歯科治療、つまり本格治療費の約半分位になると考えておかれるといいでしょう。(各医院によって異なります)

本格治療費

全部の永久歯が萌え揃った人を対象に治療する時期です。
地域差がありますが、大体400,000円から500,000円位が平均です。(当院での御入金方法は分割またはカードの御使用も可能です。)
また、それとは別に毎月の調整料金が1回につき6,000円前後必要になります。毎月の調整料金は治療期間によって異なりますので、合計額は患者さんによって異なります。(各医院によって異なります)
 

保定期間の治療費

矯正歯科治療が終わりますと矯正装置をはずしますが、そのままにしておくとすぐ後もどりをしますので矯正歯科治療後、当院では2年間~5年間アフターケアーをします。後もどりをしないように管理する必要があるからです。この期間を「保定」といい、歯の裏から針金で固定する方法と、とりはずしのできる保定装置を使います。
保定期間の治療費もかかりますが、合計150,000円~180,000円位になると思います。(各医院によって異なります)

矯正歯科治療費につきましては、各矯正歯科医院で料金表を作成されていますので、まず初診・相談をお受けになり参考にされるといいでしょう。